14 9月 青いジルコン:時間と同じくらいの古さ
赤土とゴムのプランテーションのある遠隔ラタナキリ州が、美しきジルコン石の世界主要供給源であるとは想像しがたいでしょう。ジルコンは、青色の宝石の中で最も鮮やかで、ダイヤモンドに匹敵する屈折率を持つレア物とも考えられています。
世界最古の鉱物であるジルコンは、古くから愛用されてきました。ジルコンについての最も古い言及は、イスラエルの高尚神父たちが身につけた12の宝石の1つとして、聖書にあります。その人気は、イタリアの宝石商が宝石をデザインに取り入れることを好んだ16世紀に高まりました。 19世紀には、ジルコンはビクトリア朝の宝飾品にも幅広く使用されました。
ジルコンの破片がオーストラリア西部で2014年に発見され、地球の地殻が形成され冷却されて以来の世界で最も古い物体として分類されました。この耐熱性のおかげで、ジルコンを加熱炉で熱処理しても、色と反射した光を輝かせます。
ラタナキリでは、鉱山労働者がプランテーションオーナーと隣同士で働き、ゴムの木の間の10メートルの通路を掘るのを容認します。この共同作業が可能なのは、ケイ酸ジルコニウムの塊が深さ約10メートル辺りで見つかり、ゴムの木の根は5メートルに達するためです。
他の国では、ケイ酸塩は、白 黄色 オレンジ 緑 バラ色 または 茶色で、オレンジ 黄色 緑 または 白色のジルコン宝石が作られますが、ラタナキリの茶色のケイ酸だけは 青いジルコニウムに変わるのです。
キュービック ジルコニウムと天然ジルコンを良く混同されますが、キュービック ジルコニウムは かなり新しく発見され、非常に異なる成分である酸化ジルコニウムから合成されています。人工であるため、あまり価値がなく、ダイヤモンドのより安い代替品として知られています。その後、名前が混同されるので 天然のジルコンに悪印象を与えられます。
ジルコンジュエリーは 大事に扱って下さい。ジルコンには一定の脆性があるため、ファセットが摩耗する場合があります。その為 カンボジア ジルコンは イヤリングとネックレスのみに使用しています。
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